こんにちは、おこづかい投資家のガオピンです。
今回は僕も投資している三菱商事について分析したいと思います。
【3大財閥グループ】
✔︎三菱は金曜会
✔︎三井は二木会
✔︎住友は白水会財閥系列の多角化がすごい。 pic.twitter.com/NkQpwbOqP7
— おこづかい投資家 (@gao_pin) April 9, 2020
自分年金で必要なキャッシュフロー(高配当)に重点を置いた考えが前提なので、必ずしも全ての投資法に当てはまりません。
*あくまで個人的な意見です。投資をする際は自己責任でお願いします。
- 三菱商事ってどんな会社?
- 他の商事と比べてどうなの?
- 優良株を教えて!
- どの数字を見て判断してるの?
このあたりの疑問を解決する記事になっています。
- 会社の基本情報と方針
- 売上・利益・配当などを分析
- 割安か?割高か?(数字から判断)
会社の方針(考え)と数字(結果)で投資対象となるか判断します。
なぜなら株で儲けるには、
『優良株を安く買うこと』だからです。
全てはそのための分析です。
大事なのでもう1度書きますが、配当も優待もキャピタル(売買益)もインカム(定期収益)も含め、全ては「優良株を安く買うこと」を1番に考えるべきです。
では、順番に見てみましょう!
三菱商事の事業と数字比較
豊かな社会の実現に貢献することを目指して。(理念)
三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる当社の拠点と約1,500の連結事業会社と協働しながらビジネスを展開しています。
天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。 引用:ホームページ
理念はどこの会社も似たような抽象的な表現になりがちですね・・・。
三菱商事の事業多岐に渡ります。
- 天然ガス
- 総合素材
- 石油・化学
- 金属資源
- 産業インフラ
- 自動車・モビリティ
- 食品産業
- コンシューマー産業
- 電力ソリューション
- 複合都市開発
ある意味、事業の柱が分散できているので、2つぐらい失速しても倒れることななさそうです。
これが商事の弱みであり強みなのかもしれません。
総合総社の時価総額1位で、3兆円を超えています。
商社時価総額トップ5の紹介
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- 三井物産
- 住友商事
- 丸紅
三菱商事と伊藤忠商事が2トップという感じですね。
三菱商事の株価推移と基本情報

- 株価2,237円
- 予想PER6.38
- 予想PBR0.63
- 予想配当5.9%
- 1株配当132円
(2020年4月13日現在)
リーマンショック後の2009年頭に1000円付近まで下げていて高値から3分の1です。
過去あら学ぶとコロナショックの渦の中で、まだまだ株価は下がりそうですね。
それでも、現時点でPER・PBRからは割安と判断できます。
PER=収益力から割安かをはかる指標(株価÷1株益)
バフェット先生は10倍以下が理想と言っています。
PBR=資産からみて割安かはかる指標(株価÷1株純資産)
妥当な数字は1倍(1倍以下の会社で赤字でなければ割安)です。
三菱商事の過去実績(売上、利益、配当)と傾向
三菱商事の財務健全性を見てみましょう。

兆が多くて感覚が麻痺しますが、資産は着実に増えています。

自己資本比率は少し見劣りするものの、30%台をキープし少しずつ比率を上げているのがわかります。剰余金もかなり増えています。
まさに、キャッシュリッチですね!

キャッシュフローも見てみましょう。
- 営業活動:本業で利益を稼いでいます。
- 投資活動:投資にもしっかりお金を使っています。
- 財務活動:しっかり返済や還元をしています。

配当も右肩上がりで今後が期待できます。
というのも、三菱商事は2018年から「累進配当」という方針を採用しています。
「配当を下げないで還元していきます!」というものです。もちろん「コロナで被害が甚大だったので終了します!」ということも考えられます。
三菱商事は投資対象になるか
- 商社1位で名実ともに不落
- 剰余金も安定して増えている
- 累進配当を採用
- キャッシュフローも理想的
- 株価も割安(PER・PBR)
数字から判断して、不安な要素が見当たらないと思います。僕の考えではコロナショックでまだまだ株価は下がると予想しますが、下がったら押し目買いで株数を増やそうと考えています。
数年後にはまた3000円台に戻ると予想しますが、株価が戻らなくても配当が維持されれば十分安定している優良企業だと考えます。
最後に、
投資をする時に決算書を読めると株取引の理解と楽しさが広がります。
決算書は苦手!と感じているなら、こちらの本が入門書として理解しやすかったので読んでみて下さい。
