おこづかい投資家のガオピンです。
投資という戦場では機関投資家やらトレーダーやら猛者達と同じ土俵で戦わないといけませんからね。
2013年頃に購入して1度読んで眠っていました。
あの時から積み立てておけば・・・。
(もう株なんてしないなんて言わないよ絶対)
ということで、
2020年現在でも十分価値ある内容だったので紹介したいと思います。
ちょっと古い本ですが、バフェットの投資スタンスは変わりないはず!
バフェット流投資で見るべきチェック項目20
- 自己資本利益率(ROE)は12%以上で安定しているか?(できれば15%以上)
- 「自社株買い」を行なっているか?
- 経営者や従業員の持ち株比率は?
- ストックオプション制度を採用しているか?(していない方が望ましい)
- 労働組合は結成されているか?(企業経営に協調的か?それとも戦闘的か?)
- 過去10年間の利益は安定的かつ増加傾向か?
- 本業に集中しているか?利益を生まない本業とは関係のない分野の事業を行なっていないか?
- その企業の事業内容を理解しているか?
- その会社が10年後20年後も存在しているという確信があるか?
- その会社は他の会社と異なる競争力を持っているか?
- その会社は社会に必要とされているか?
- その会社はインフレになった場合、商品の価格を引き上げることができるか?
- 工場や研究開発に対する投資は少ないか?(少ない方がいい)
- 不況の時にその会社の株価はどうなっていたか?
- 予想利回りはどのくらいになるか?(20%以上を目標)
- PERは15倍以下か?(できれば10倍以下)
- 経営陣は安定的か?
- 課題な年金、退職金、隠れ債務は抱えていないか?
- 最低限の売上規模があるか?(100億円以上が望ましい、1000億円以上あればある程度安心)
- その会社は投資家の存在に注意を払っている企業か?(IRは十分に行われているか)
どの項目も大事です。
実際に株を購入する際には感覚とか曖昧な部分をなくす必要があります。
さりとて、初心者には隠れ債務やら経営陣やらの話って難しい。
と困らないように
自分年金の原則である高配当株の長期ホールド視点でみるべきポイントを7つに絞りました。
ある程度、会社を絞ってから企業分析すると手間も少ないと思うので参考にして下さい。
数字(定量)で見るべきポイント4つ
- ROE(自己資本利益率)12%〜15%以上
- PER(株価収益率)10倍〜15倍以下
- 過去10年間の利益が安定しているか
- 売上の規模が100億〜1000億以上あるか
証券会社でスクリーニング(ふるい分け)という機能があります。
ROEの基準とPERの基準でふるい分けすると、概ね100〜200ぐらいの会社に限定されるのでかなり見やすくなります。
正直もっと細かく数字分析する必要があるのですが、混乱しないように最低限に絞りました。
①ROE=自己資本比率の基準値は15%以上
企業の収益性を図る指標で自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合
簡単にいうと『投下されたお金を使って効率的に稼いでくれているかどうか』を表しています。
逆に言えばROEが低い会社は効率が悪いとなります。
業種にもよりますが10%ぐらいが標準的な数字と言われているので、12%〜15%以上を求めるバフェット先生は基準を少し厳しくしていると言えます。
②PER=株価収益率の基準値は10倍以下
割安性を測る指標で利益と株価の関係を表しています。基本的には『PERが低ければ割安、PERが高ければ割高である』といえます。
バフェット先生の理想は10倍以下です。
③過去10年間の利益が安定しているか
過去の利益や配当などはIRバンクで左上の箇所に証券コードを入力すると見れます。
SBIでは四季報の箇所か、業績の箇所をクリックすると過去データを確認できます。


継続的な売上・利益・配当を継続している会社は、この先も継続してくれるだろうという安心感があります。
ここはしっかり確認しましょう!
④売上の規模が100億〜1000億以上あるか
もう言葉の通り『長いものには巻かれろ』です。
長いもの=セクター別でトップシュアの企業
業界で1位を走っているような会社は規模も大きく多少のことでは潰れません。
〇〇ショックなんていう相場は10年に1度くらい来ますが、規模の力で波乗りしています。
という声も聞こえてきそうですが、
分野別に独占しているような優良企業を探しましょう。
Q)今後10年20年で電車ってなくなると思いますか?
A)無くなりません。ですのでJRは安定感あります。
補足)現金(キャッシュ)も多ければなお安心です。
数字以外(定性)で見るべきポイント3つ
- 投資する企業の事業内容を理解しているか?
- その会社が持っている競争力や強みは何か?
- その会社が10年後も20年後も存続している確信があるか?
バフェット先生は『自分が知らない分野には投資しない』と言っています。
①投資先の事業内容を理解しているか
言われてみれば当たり前のような気もしますが、有名な会社だからといって事業内容を全て知っているわけではありませんよね。
知らない=リスクということです。
どの分野で利益を出しているのか?調べた上で投資しましょう。
思わぬリスクに足元をすくわれる場合があります。
②その会社が持っている競争力や強みは何か?
会社のストロングポイントを調べておきましょう。
先ほどのJRもそうですが、市場を独占していているので誰が見ても潰れようがないですよね。(購入を推奨しているわけではありません)
検討している会社の同業他社と比べてどこが強いのか?
そこを調べておけば10年後も安定した配当をもたらしてくれる資産株になります。
③その会社が10年後も20年後も存続している確信があるか?
正直、20年後の世界がどうなってるか予測できません。
そんな不確実性の中でさえ、この会社は大丈夫!と自信を持って言えるかどうか。
他人がどう言おうと、『自分が潰れないと確信できる』ことが重要です。
自分が投資するさいに自信を持てるぐらい分析しようね!ってバフェット先生は言っています。
安心して下さい。
プロだって100点の投資なんてないですし、投資の神様バフェット先生でさえ平均20%の利回りです。
20%の利回り=100万円が1年後に120万円になる。
初心者は小さく始めることが重要
とは言え、一発逆転だ!なんて有り金すべてブッコムなんてことしたら一発退場なんてことに。
年齢%の現金比率を残して大きくJTを買い増しました。方針が定まっている以上、ここまで株価が下がれば決定地点へ最大限の戦力を叩き込むのみです! pic.twitter.com/yZmIifoT95
— でら@煙株 (@derasan41) March 26, 2020
JT株に集中投資で有名な方ですが、最初から1点買い手法ではないので初心者の方はマネしないようにしましょう。
でらさんは現金保有もあり使える手法です。
僕のように「おこづかい」ぐらいの少額から投資を始めれば、多少の失敗も致命傷にはなりません。←(深手を負う資金がないだけとも言います)
コツを掴んできたら徐々に金額を増やしていきましょう。
小さく始めるには1株から購入できるのが便利です。手数料が安い証券口座を紹介しておきますね。

SBIネオモバイル証券
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アマゾンやアップルなど有名なアメリカ株などに投資したい!という気持ちもわかります。
ですが初心者が外国株を購入するにはリスクも複雑でハードルが高いです。
今まで株式投資を経験したことがないなら、日本株で投資しながら「知識」や「経験」を積んでから外国株に挑戦しても遅くはないですよ。
初心者が投資をするなら手数料は安く抑えるべき。小さく始めればリスクも最小に抑えられて勉強にもなる。
本日のまとめ
- ROE(自己資本利益率)12%〜15%以上
- PER(株価収益率)10倍〜15倍以下
- 過去10年間の利益が安定しているか
- 売上の規模が100億〜1000億以上あるか
- 投資する企業の事業内容を理解しているか?
- その会社が持っている競争力や強みは何か?
- その会社が10年後も20年後も存続している確信があるか?
絞りに絞った7つのポイントを意識して会社を選べば大きな失敗はしません。
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『私は早く雪だるま(株式)を転がしたからここまで資産が大きくなった』 バフェット